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2018年8月3日

短歌を読む会をする(2)

短歌を読む会をする

短歌パーティ! vol.3 「歌集を読む」
1部 1冊の歌集をみんなで読む
2部 持ち寄った歌集を読む

岡崎裕美子「わたくしが樹木であれば」から事前に好きな歌を3首選びました。それぞれが選んだ歌。
引用元には連作のタイトルを書いてもらっています。

 

奈良絵里子さん

 

多賀盛剛さん

サトウアヤコ

 

1人が1首歌を読み上げ、感想を言い他の人がコメントする、という形式で進めましたが、
多賀さんが冒頭から連作の中での歌について言及してくださったので、その後は「その1首を手がかりに連作の他の歌も合わせて読む」という方針に切り替えました。少人数でああでもないこうでもないとじっくり読み解くという試みができて本当によかったです。

 

・カメラが外側にあり自分自身も俯瞰で見ている
・いつ詠まれた連作なのかわからないけれどとても気になる
・同じ単語が上の句と下の句で意味が反転する
などの意見が印象に残っています。

個人的に、「わたくしが樹木であれば」は、春に初めて歌集を買った2冊のうちの1冊なのですが、これまでは1首ずつしか読めていませんでした。(ビギナーゆえに) 連作を意識すると歌の見え方がどんどん変わっていくことを体験し、これまでとは違う視点で読んでいけそうだと実感しています。

 

持ち寄った歌集

開始前に奈良さんと連作を読む/詠むことについて話していたこともあり、連作について考えた1日になりました。
次回は、奈良さんの発案で、「好きな連作を持ち寄る」というテーマで開催しようと思っています。

 

 

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