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2017年11月8日

映像を観た後に話をする

対人援助職の方が、職場で、「番組を観て皆で感想を言う」というプログラムの中で使ってくださいました。

あらかじめ用意したカードを見せ合うという流れによって ただの対話よりも同じ意見や他者への共感が起こりやすいのと ほかの参加者と異なる意見が際立つ印象
詳しくお伺いしてみると、
参加者同士で「同じ意見です」とか 「自分もそこに共感しました」というやりとりが発生しやすく、それは、自己肯定感を持ちづらい方にとって意味があるとのことでした。
一般的にグループで話をしていると、なぜか「他の人と同じ意見になってはいけない」という圧力が無意識に働き、「先に言われてしまった」というような気持ちも生まれやすいのではと思います。
カード・ダイアローグでは先にカードを書いてから話をするので、逆に「同じ意見だ」ということが共感を持って受けとめられるということなのかもしれません。

一方で、感想には参加者それぞれの生きづらさなどが反映され、その違いははっきりしたようです。

通常の対話を、あえて胸の内にカードをしまっておく、もしくは出すという「かけひき」のやりとりだとすれば、カード・ダイアローグは「たがいに手の内をさらす」やりとりなのかもしれませんね。
自分の意見が大事にされることで、相手の意見も大事にする、互いに尊重しあう中でポジティブな相互作用を引き起こす、そんな使い方ができたらいいなと思います!

この感想をいただいて、カード・ダイアローグでは、普段の会話・対話から、いわゆる「空気を読む」ということをできるだけ取り除く仕組みになっているのだと改めて思いました。

また、自分の意見を書くこと、表明すること自体が苦痛だという方もいらっしゃったとのことで、この仕組みではフォローできないかもしれないけれど、心に留めておこうと思います。